AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのおおらかさ

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのおおらかなところ

いまさら感もありますが、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのおおらかさをお伝えしたいと思います。

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gについては、ボケは綺麗だけど近接の解放描写が甘いとか、パープルフリンジが出るとかで現代の基準でいう光学性能的が売りのレンズではないですね。

とりあえず暇だったんで試し撮りしました。

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gは、ｆ2.8くらいまで絞ればほぼパープルフリンジがなくなります。ｆ4になるとなくなりますね。

これに対してZレンズは解放からパープルフリンジは見られませんでした。

光学性能という点ではZレンズが素晴らしいですね。

また、AF速度もZレンズと比べると数段劣ります。AF-Cなんかで動くものを追った時も劣ります。（そもそもそういうレンズではないですね）

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G　のF1.4

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのｆ1.8

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのｆ2.8

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのｆ4

Z 50mmf1.8Sのｆ4

Z 50mmf1.8Sのｆ2.8

Z 50mmf1.8Sのｆ1.8

Z24-70mmf4のｆ4

NIKKOR 58mm f/1.4Gの魅力

光学性能が劣るレンズを使う意味は無いのかというとそうではなくて、用途によっては逆に魅力的になることがあります。

以前に書きました通り、レンズの評価項目ってたくさんあって一つの項目でも優れていると使う意味が出てくる時があります。

また、ニコンのHPでは下記のように紹介されています。

『高い点像再現性と美しいボケ味で空間を独創的に描写する、大口径標準単焦点レンズです。夜景撮影では、開放絞りで画像周辺部の点光源までも「点」に描写し、人物や静物の撮影では、被写体の佇まいを魅力的に描きます。相反する特性が写真表現の楽しさを拡げます。』

『空間を独創的に描写して被写体の佇まいを魅力的に描きます』ですって。

これは、私の写真を撮る意味（家族写真、家族との時間を撮っておく）にぴったりだと感じました。

さらに写真表現の楽しさを拡げてくれるんですから。

そう思うと魅力的な描写に思えてきますよね。