X-H1の魅力について



X-H1を購入して3か月ほど経ちましたので、その魅力について語りたいと思います。

実は、昨年5月ごろにも一度X-H1は購入していましたが、その時はEVFが初めてだったこともあり2週間程度で手放しました。今回はEVFにも慣れていたので問題なく馴染んでいます。

フルサイズ機をこれまで使用していて、APS-C機の(しかもでっかい)X-H1で不満にならないのかって私自身も思っていましたが、意外と平気です。

ボケが好きな人にはフルサイズの方がメリットありますが、そうでなければ画質もさほど気にならないと思います。

ということで、さっそく魅力について語ってみます。

・X-H1の魅力①大きい



これは人によると思いますが、私にとっては丁度良い大きさです。グリップもしっかりしているし、XF16-55mmf2.8のようなサイズのレンズでも構えやすいので疲れません。もちろん、XF35mmf1.4のように軽いレンズをつければAPS-Cの“軽さ”というメリットがしっかり出てきます。

GRⅢのようにコンパクトデジカメでもなければ、カメラを持ち出す以上ある程度のバッグは必要になりますし、個人的には多少の小型軽量ではそれほどのメリットは感じません。それよりも写真を撮るときに撮りやすいと感じることの方が私にとってはメリットを感じます。

その意味でも、X-H1は一眼レフ機よりも軽く、大きさも丁度よいと感じています。これがフルサイズ機ならなお良いんでしょうけど、そうするとレンズももっと大きくなるから難しいところ。

・X-H1の魅力②操作性



これは富士フィルムのカメラ全般に言えることかもしれませんが、絞り・シャッタースピード・ISOがそれぞれのダイヤルで任意に設定もでき、オートにも設定ができます。他社でいうところのモードダイヤルがないんですよね。

なので、任意に設定しながらカメラ任せで良いと思えばオートにも設定できるので、わかりやすいと感じています。私の場合は、これまでマニュアルでほとんど撮影してきましたが、X-H1になってからはシャッタースピードをオートにすることが多くなりました。

露出の調整は露出補正を使っています。富士フィルムの他機種には露出補正ダイヤルがあるのですが、X-H1は露出補正ボタンを押してからリヤダイヤル等で調整するようになっています。

この露出補正ボタンは設定で一度押したら再度押すまで、押した状態が維持できるようになっています。これはZ6/7と同じですね。なので私は常に露出補正ボタンを押した状態に設定して置き、リヤダイヤルを露出補正調整にのみ使うようにしています。



この設定に慣れてしまったので、撮影はとてもスムーズに行えています。

また、ファインダーも大きくきれいなので、撮影時のストレスもほとんど感じていません。光学式の良さ・EVFのそれぞれの良さもあるので一概には言えませんが、X-H1のファインダーは優秀だと思います。

・X-H1の魅力③JPEG設定の行いやすさ



これも富士フィルムのカメラ全般に言えることですが、撮影時にJPEG設定が行いやすいと感じています。Qボタンを押すとカスタムメニューが出てきて、カーソルを合わせるとダイヤルで変更できるようになっています。

欲を言えば、前後ダイヤルに設定できる項目をもっと多くしてほしいところですけどね。例えば、シャドー・ハイライトの明るさ調整とかフィルムシミュレーションなどなど。そうするとカスタムメニューを呼び出す手間を省けるんですけどね。

カスタムメニューでは、RAWで撮ってLightroomなどで現像をするときに調整をする、シャドー・ハイライトの明るさ、彩度の調整が行いやすく、EVFも優秀なのでJPEG撮って出しでも意図した絵に近づけやすくなります。

特に私のようにRAW現像のスキルが高くなく、自己満足でOKの写真を撮っている場合はほぼ満足できると思います。



とは言え、撮影時の調整幅はおおざっぱなので、本気で調整したい人はRAW現像になってしまうでしょうけどね。

私には十分です。一応、RAWとJPEGで撮ってますけど、ほとんどの場合はJPEG撮って出しで終わってます。

・X-H1の魅力④手振れ補正が強力



手振れ補正ってなくても何とかなる場合が多いですが、あって困るものでもないのであった方が良いですね。

私はXF16-55mmf2.8が好きなので、そのボディとしてはX-H1しか考えられません。バッテリーグリップがあるとさらにベストバランスだと思いますが、無くても大丈夫です。

APS-Cだからか、手振れの心配はほとんどありません。被写体ブレはどうにもならないけど、安心感はありますよね。

・X-H1の魅力⑤造りの良さ



見た目は好みのわかれるところもあるでしょうが、造りの良さはおそらく多くの人が納得されるところだと思います。

一応、プロ機として生まれてきたからには堅牢性は間違いないでしょうし、各ダイヤル・ボタンもしっかりとしていて、特にシャッターフィーリングは最高だと思います。低速SS時なんかもう至福ですね。

バッテリーグリップも(ボタンの配置など理解できないところはありますが)造りは良く、カメラ本体に装着した状態もしっかりしておりぐらつき等ありません。



などなど、とりあえずパッと思いつくだけでもこれくらいの魅力があります。これが今なら実質12万円程度・・・。安いと思います。フルサイズミラーレスのおかげですね。

X-PRO3も気になるところですが、X-H1とは用途が違うと思いますのでX-H1の魅力が損なわれるものではないですね。(強がりです)

できれば富士フィルムにはX-H1markⅡを作っていただき、X-T3のプロセッサを載せるなどブラッシュアップを図ってほしい気持ちはあります。X-H2はしばらく先になりそうですから・・・。

その時は、ペンタックスみたいにバージョンアップを有償対応してくれると、しばらくXマウントから離れないと思うのですが、どうかな?


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