Z7購入1か月レビュー

Z7の1か月使用後レビュー


1.どんなカメラか

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前の投稿でも書いた通り、D750の高画素ミラーレス版と考えておけば不満に感じることもないと思います。

D850と同じ画素数で、同じような特性を持ったセンサーを使っているので、D850のミラーレス版と思うでしょうが、カメラ全体から感じられる雰囲気としてはD750の方が近い気がします。(連続撮影枚数、水準器、AF性能(特に暗所で)などから受ける印象)

もちろんD750自体も良いカメラですし、発売時期が2018年なのでスペック等の性能はかなり上がっていますし、D850と比較してもZ7が優れているところもあります。画質で言ってもZレンズが使えるメリットが大きいですし、ボディー内手振れ補正もありますしね。

ただ、プロやプロ並みのシビアな性能を求める方には不満を感じる部分もあると思います。


2.どんな人に向いているか

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ピクチャースタイル:カーボン

D750を使ってらっしゃってて、高画素機に興味を持ってる方にはお勧めできるカメラです。

Z7(Z6も)はスナップや風景などを対象に趣味で写真を撮ることを楽しんでる方には満足できるカメラだと思います。

一方、鳥などの動態をメインで撮影される方には、どこまで求めるかにもよりますが、注意が必要だと思います。止まってる鳥を撮るなら何の問題もないですけど。

一眼レフを使っていて、『動画を撮ってみたいな』『撮影状況をファインダーで確認したいな』『旅行や町中スナップに大型の一眼レフはちょっと』『単焦点メインだけど手振れ補正が欲しい』と思ってらっしゃるなら、Z7は試してみる価値はあると思います。

ポートレートは私自身がしないのでよくわかりませんが、瞳AFが必要な方にはソニーのほうがいいかもしれません。(5月のアップデートでどこまで向上するかによりますが)

ピクチャースタイルは充実しているのと、一部の新しいピクチャースタイルは適用度まで設定できるので、写真を気軽に楽しみたい方には使ってて面白いカメラと思えるでしょうね。

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ピクチャースタイル:ドラマ


3.個人的な評価

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私の用途は、家族の写真を撮ること、スナップ写真をとること、旅行写真をとることなどなので、正直AF性能はそこまで求めません。高感度撮影もほとんどしないし、連射もほとんどしません。

この条件では、Z7とZ6はどちらも満足度が高いです。完成度も高いと思っています。(プロ機基準でなく、写真を撮る機械としてです)

量販店などで触ると気づくと思いますが、持った時の質感、シャッターフィーリング(押したときの感触など)、ボタンの配置、グリップなど全体的によくできていると思います。一眼レフのトップ機と比較すると、細かいところで中級機だなと感じる部分はありますけどね。

発売時期がもう少し早いか、価格設定が中級機のものであればもっと人気になっていたと思いますが、値段抜きに考えるとよくできたカメラだと思います。

特に、キットズームとの組み合わせではびっくりするくらい軽いし良く写ります。D850に24-70f2.8Eを使っていたことがありますが、信じられないくらいです。


4.個人的なお勧め設定

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恥ずかしながら、いつも説明書もあまり読まずに使い始めるので、まだまだ使いこなせていませんが、お勧めの設定を書いておきます。

①ボタンホールド設定 ON
これは、ISOや露出補正などのボタンを一度押すと、離してもメインダイヤルで設定ができるものです。特に露出補正ボタンを押しながらメインダイヤルを回すのは難易度が高いのでお勧めです。シャッター半押しでボタンホールドは解除されます。

②電子先幕シャッター ON
先幕を電子シャッターで行うことで、ミラーレス特有のタイムラグが改善されます。(多分・・・)これはニコンではそのメリットをうたっていないので確かではないですが、使った感触では改善されていると思います。ついでに機構ブレも防げるので使わない手はないと思います。SS1/2000までしか使えないので、iメニューに電子先幕シャッターの設定を入れています。

③EVF:ファインダー優先
一眼レフに似た動作をします。なんとなく使いやすいのでこれにしています。いずれにしても、ちょっと使わないと自動スリープに入るので電池の持ちはあまり変わらないかも。

④シャッター半押しAFは使わない
自動スリープやボタンホールドなどをシャッター半押しで解除しているのと、真ん中でピントを合わせたあとに構図を変えることが多いので、シャッターボタンはシャッター機能だけにしたほうが面倒くさくないんですよね。

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