GRⅢ ファーストインプレッション


GRⅢを購入して2週間ほど経過し、気に入ってきたのでファーストインプレッションを簡単に述べてみます。まずはGRⅢのコンセプトから紐解いていきましょう。

メーカーでは以下のように述べています。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr-3/

その時代に求めうる、
究極のスナップシューターであること。

不変のコンセプトを掲げ、G R は深化を遂げる。

眼にしたすべてを記録するための、
優れた画質と携帯性。瞬間を逃さない速写性。

表現の道具としての使いやすさと信頼性。

GR III は、そうした探求の
新たな到達点として誕生した。

瞬間を記録するという写真表現の本質に迫る。
GR の真髄を体感してほしい。

ほほう・・・。なるほど。良くわからないですがGRⅢの良いところは、高画質・携帯性・速写性・表現力の4つが良い感じになっているところなんでしょう。

私がGRⅢを購入した目的は、【(Z6)より気軽に写真を撮れるカメラが欲しい】ということでした。具体的には、Z6だと大きめのバッグに入れて持っていかないといけないところ、コンデジならカバンの隙間やポケットに入れて持ち歩けることを期待したわけです。

GRⅢならこの目的に最適だと予想して購入したわけですが、実際に乃木坂まで出歩いた際に、この目的はGRⅢで果たせることを実感しました。欲を言えば、もう少し薄ければ最高です。

GRⅢはコンセプトがはっきりしているので、競合相手は少ないのかな?と思っていたのですが、実際使ってみるとiPhoneや1インチコンデジと競合すると感じました。それら競合相手に対して、高画質・高感度耐性といった優れた点がすぐに思いつきますが、最近のスマホの画質もかなり向上してきていますし、1インチコンデジの利便性(動画機能・AF性能・ズームなど)もびっくりするものです。これらの強敵に対抗して、GRⅢのコンセプトがどれだけ顧客に刺さるのかな・・・?

ええ、めっちゃ刺さりました。

私、特異なんで・・・。

まぁ、私がグダグダ述べるよりも、以下のサイトを見てください。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr_special/story.html

どうです?ムサクルシイでしょう?

特にこの3点が気に入りました。
・カタログスペックだけの数字競争はしない
・流行りの機能というだけで搭載しない
・便利なズームレンズに見向きもせず、広角単焦点を採用し続ける。
まぁ、クロップは使いますけどね。

ということで、実際につかった感想を述べてみます。


まず、GRⅢの弱点として、バッテリーの持ちが悪いっていうことはよく言われることです。Z6用のバッテリーと比べても一目瞭然ですね。小さい。ただ、これはメーカーのコンセプトである携帯性・速写性を考えると仕方のないところ。GRですからね。

予備バッテリーやモバイルバッテリーを使って解決しましょう。


GRⅢは決して華美な格好良さは無いのですが、機能美という意味で格好いい。アクセサリーも同様のものが多く、このケースはお勧めですね。質感がとても良い。ちなみに、別売りの純正チャージャーを購入しましたが、チャージャー本体だけでコンセントケーブルもUSBケーブルも付いていませんでした。

なんじゃそら?と思いましたが、よく考えるとほとんどの人が持っているUSBケーブルにつなげば良いだけですし、モバイルバッテリーにつなげることを考えると必要ないのか・・・。さすがGR。

少しくらい不満に思うことがあったとしても、『それがGRだから』と言われれば納得しかないですね。


Z6と比べると画質は一歩(か2歩)譲ります。ここが最初に不満を覚えたところですが、必要十分な画質は確保しています。高感度ノイズも味として感じらるので、これはこれで良いかなって思えてきます。GRだからこそですね。

イメージコントロールも多くあり、特にモノクロは4種えらべることからも力の入れようが感じられますね。もちろん、イメージコントロールを選んで終わりではなく、微調整が細かくできるので、自分なりの絵作りが思う存分できますね。やっぱGR。


モノクロ以外も良い雰囲気で写真が撮れますが、このモノクロの感じは写真の下手さをカバーしてくれます。スペックやコンセプト、またメーカーホームページの癖の強さからちょっと取っ付き難い印象を持ってしまうかもしれませんが、初心者のかたにもおすすめできるカメラだと思います。いいぞGR。


常に持ち歩いて、ちょっと気にかかった場面を写真におさめる。

レンズシャッターということもあって電子シャッター音を消してしまえば、ほとんど無音で撮影できてしまいます。購入してみて気になったのがこの無音で撮影できること。Z6もサイレントシャッターがありますが、あれは見れば写真撮っているのが周りに知ってもらえます。GRだと盗撮と受け取られてしまわないかな?っていう心配があったんですが、オフィシャルページの作品を見て安心しました。


いわゆるCANDID PHOTOと盗撮って、明確に違うと思うんですよね。この辺りが、良くわからないままで混同されがちだと思います。ネットで少し検索すればわかることなんですけどね。Youtubeでも混同されていることがあるので、写真に興味のない人には理解しがたいのかもしれません。私も混同していた一人ですけどね。大丈夫だぞGR。


ちょっとした近所の散歩でもGRがあれば良い感じに撮れますね。スマホでも撮れると思う人がいるかもしれませんが、休日の散歩にスマホなんか持ち歩きますか?

えっ?持ち歩く?そうなのかなぁ・・・。でもやっぱGRですね。


家の猫を撮るとき、Z6のレンズキャップを外す間に、GRなら写真が撮れます。画質勝負では勝てませんが、速写性は圧倒的ですね。これぞGR。


紫陽花もサッと撮れます。すごいぞGR。


あきらかな失敗写真でも雰囲気でごまかしてくれます。GAPPURI GR。


マクロ機能があるので、撮りたいと思ったものを写真におさめることができます。 言うことなくなってきたけどGR。


ポジフィルム調で撮った曇り空は最高です。われらのGR愛。


モノクロで撮った曇り空も最高ですね。とことん知りたいGR。

このケーキ屋さん美味しいんですよ

ちょっとフォトヨドバシ愛も出てしまいましたが、GRならスマホ代わりになりますね。

さぁ、スマホを置いてGRと散歩に出かけましょう!

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