R→R6を検討されている方へ
同時に使っているわけではありませんので正確でないかもしれませんが、EOS RからR6への乗り換えについて私なりの意見を述べてみようと思います。もし迷ってらっしゃる方がいれば、何かの参考になれば幸いですね。
写真はすべてR6とRF50mmf1.8の撮って出しです。(一部ピクチャースタイル:CLEAR)
まず、EOS RからR6への乗り換え理由がハッキリとしない方は、やめておいたほうが良いとお勧めします。EOS Rはとても完成度の高いカメラで、写真を撮るなら問題のないカメラです。
EOS Rの写りは、(私にとっては)十分以上で、ほぼ不満に思うことはありませんでした。おそらく、画質を理由にR6に乗り換えてもそれほど意味があるとは思えません。ピクチャースタイルの調整項目も明瞭度が加わっただけで、ほとんど同じですし。
動画に関しても、R6では4K60Pで撮れるようになりましたし、クロップも1.07倍なのでほとんどそのままの画角で撮れるようになったのですが、ALL-Iではなくなりました。動画を目的とした買い替えならR5のほうが良いかもしれませんね。
操作感について、EOS Rは先進的な試みをいくつか行っています。マルチファンクションバーは残念な評価になりましたが、タッチアンドドラッグAFはとても使いやすかったと記憶しています。R6ではマルチファンクションバーの代わりにジョイスティックが付いたのですが、液晶が小さくなったことからタッチアンドドラッグAFが使いづらくなりました。個人的には退化だと思います。十字ボタンから、旧来の一眼レフ機と同じクルクルに変わったことも残念に思います。各ダイヤルもEOS Rのほうが感触は良かったと記憶しています。
とはいえ、R6が明らかに優れているところもあります。
まずはファインダーですね。ドット数としてはEOS Rから変化ありませんが、なめらか優先にした時の見やすさは驚くほど良くなりました。α7SⅢの944万ドットをしばらく使っていたので、ある程度は見辛くなると覚悟をしていましたが、まったく不満がありません。EOS Rであったシャッター後のカクツキは皆無で、これだけでも買い替える理由になると思えるほどです。
その他、AFの向上、連射の向上、ボディ内手振れ補正追加、ダブルスロット、最新の映像エンジン、高感度耐性の向上、動画機能の向上、等とR6が優れているところは多くあります。
ただ、ゆっくりと趣味で写真を撮るなら、EOS Rで十分な画質と性能があると今でも思いますし、価格差でレンズを追加するなり、旅行に行くなりしたほうが有意義かもしれません。
じゃあ、R6はだめなのかといえばそんなことは勿論なくて、一眼レフ機から乗り換えるなら操作感も近いし、ファインダーも十分な性能なので違和感は少ないでしょう。動態の連射撮影にも対応できるしね。なんて言ったって、1DXmark3と同じセンサーが入っているというだけで、いくつかの不満も我慢できるでしょう。長く使えるカメラだと思います。
これから新しくRFマウントに移行するなら、R6は最もバランスの良いカメラだと思います。写真を撮ることを考えると、おそらく今後5年以上は不満はないと思えます。(R3の1/64000SSが欲しくならなければ)
画素数も2010万画素と抑えめなので、おそらくEFレンズとも相性が良さそう。これまでのキヤノンの絵作りを踏襲したカメラで、機能は最新のものですからね。キヤノン好きにはたまらんでしょう。
どうしてもRのファインダーが気になる人や、動態を連射したいって人や、ダブルスロットでないと不安で夜寝れないって人や、どうしてもNEW STANDARDになりたいって人はR6しかないでしょう。
えっ? Rから乗り換えならR5だろうって?
高すぎるじゃん・・・。
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