銀残し

 

ご存じの方も多いと思いますが銀残し(ブリーチバイパス)とは現像方法のひとつで、本来行う工程(銀を取り除く)を一つ飛ばすことらしいです。これによって、コントラストが強く、彩度が低く、少し暗めに表現されるようです。実際に、この手法が使われたものを検索してみると、『セブン』や『マイノリティ・リポート』などがあるようで、確かに独特な映像ですね。

https://youtu.be/oSpNCinBsWk

なぜ、銀残しなのかというと、YoutubeでPENTAXの動画を見てしまったから。前にも書いたことがある瀬尾拓慶さんの動画ですが、この方の写真が好きでパクろうとしてインスパイアされて、ブリーチバイパスっぽい感じで撮ってみようと思いました。

一枚目の写真はRAW現像でブリーチバイパスっぽくしたもの。といっても簡単にコントラストを上げて、彩度を下げて、露出・シャドーを調整しただけです。そもそもブリーチバイパスを実際にしたことがないので、よくわからないんですよね。

Z6にはピクチャーコントロールに『ブリーチ』というのが用意されていて、メーカーの紹介は『メタリック感が感じられる、渋い雰囲気に。全体的に緑がかった彩度の低い画調になります。被写体のディテールをしっかりと再現した、銀残し風の味わいある表現を楽しめます。』(ニコンHPから抜粋)とのことです。次の2枚は撮って出し(と言ってもカメラで撮る前に調整はしています)です。


凄く雰囲気があっていい感じですね。私の暗い性格に合っています。

ブリーチバイパスは人気があるのか、ニコン以外にも富士フィルムやペンタックスなどでも用意されていますね。でも、用意されていないカメラだとしても、RAW現像で近いイメージには簡単にできます。

私はCapture one20を使っていますが、コントラスト・彩度・粒状感をいじると以下のようになります。(Capture oneでRAW画像を取り込むと、ピクチャーコントロールはリセットされるので、ほぼ撮ったままのスタンダードなイメージだと思います。)

撮ったまま

ブリーチバイパスっぽく調整

具体的にはコントラスト+30、彩度を-41、粒状感を『Silver Rich』でインパクト+39・粒状+73にしています。

何となく、それっぽくはなったかなと思いますけど、どうでしょうか?まぁ、私は常になんちゃってなのでこれで良しとします。この設定を保存しているので、いつでもボタン一つで簡単にあてられます。あとは写真ごとに調整すればいいかな。

なんちゃってとは言え、新しい表現を覚えるのも楽しいもんですね。

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